前回の説明の続きです。
A2Aの薬の内容の復習(1.A2Aの開発品としての説明 その1)、
A2Aの薬の内容の復習(1.毒性リスクの低減 その2)、
A2Aの薬の内容の復習(2.開発品のメリット その1)、
A2Aの薬の内容の復習(2.開発品のメリット その2)、
A2Aの薬の内容の復習(2.開発品のメリット その3 + 3.前臨床結果(ADHD))、
A2Aの薬の内容の復習(4.競合薬(ADHD)について)
今回はがん免疫療法について説明を。
とりあえずは去年のR&D Day 資料(そーせいHP)が一番詳しく書いてありますので、
こちらを中心に確認したいと思います。
過去のA2A関係の記事はこちら。
そーせい 予定・予想スケジュール(まとめ 呼吸器、ノル・ロラ、Mシリーズ、A2A)、
そーせい 予定・予想スケジュール(草案4 A2A)、
A2Aの臨床開始IRを受けて
注意
もしもおかしな点があれば、ご連絡をお願いします。
(たぶん空回りしない投資へ(PC用?)のどこかの記事に
コメントを頂ける方が確実に反応できます。)
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5.がん免疫療法について
今回はp.40の資料を見てください。
やっと本丸の癌のところまで近づきました(笑)
では、上から順番にこなしていきましょう。
5-1.免疫療法について
最初にがん免疫療法について書いてあります。
小野薬品工業の株価上昇も注目されていましたし、
バイオ株を触られたことがある人にとって
少しは耳にされたことがあるのではないでしょうか?
「⾼い有効性が抗体医薬であるCTLA4抗体 (Yervoy) およびPD1抗体
(Opdivo, Keytruda)で⽰された」と書いてありますね。
がん抗体医薬とかあんまりわからない。。。
今がん治療薬で売れているホットな話題というのは知っていましたが。。。
5-2.免疫療法についての下準備
というわけで、がん免疫療法についてググってみましたら、
こちらのサイトが日本語で丁寧に書いてあります。
⇒がん免疫療法:基礎研究から臨床応用にむけて(LEADING AUTHER’S)
丁寧に書いてある分だけ長いですけどね(笑)
でも、こちらを一生懸命に読みこなせば
投資に必要な内容の触り部分はそれなりに備えられるかと。
もちろん、ググって簡単に出てくる内容で
投資のエッジになるほどの情報はないんですけどね。
とはいえ、専門用語が多くて頭が痛い。
気持ちは分かります。
そういうわけで、まずは概要を知るために
各図とその説明をきっちり読んでいけばちょっとはわかりやすいと思います。
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図の説明をざっくりと読んだ私の整理です。
がん細胞 ⇒ 遺伝子が傷ついた細胞の出来損ない。
ただ、厄介なのは体内の不要なものとして排除されるべきものなのに
排除する作用(免疫作用)を逃れることができちゃうこと。
人体からするとゴミ扱い。早く掃除したい。
T細胞 ⇒ 免疫作用の主役。
排除する作用を担っている掃除屋さん。
特定の条件に当てはまると対象を掃除(排除)する。
CTLA4やPD1 ⇒ T細胞が掃除できない理由になってしまったタンパク質(条件)。
これらは正常でも含まれているわけですが、
がん細胞ではこれらに関係するもののバランスが崩れてしまい、
普通なら掃除されるのに掃除対象にならなくなる。
でも、これらが異常なものはゴミはゴミ。
これらを押さえておけば、とりあえずは簡単な話についていけるかと。
そうすると、p.41以降の話もすんなり頭に入るかなと思います。
素人の横好き程度の理解と色々と割愛した結果なので、
この例えが適当かは保証しませんので悪しからず。
頑張って自分で勉強しましょう!
2016年7月16日 記述
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