A2Aの薬の内容の復習(2.開発品のメリット その3 + 3.前臨床結果(ADHD))

前回の説明の続きです。

A2Aの薬の内容の復習(1.A2Aの開発品としての説明 その1)
A2Aの薬の内容の復習(1.毒性リスクの低減 その2)
A2Aの薬の内容の復習(2.開発品のメリット その1)
A2Aの薬の内容の復習(2.開発品のメリット その2)

今回は開発品のメリットについての続きと前臨床結果(ADHD)を。

とりあえずは去年のR&D Day 資料(そーせいHP)が一番詳しく書いてありますので、
こちらを中心に確認したいと思います。

過去のA2A関係の記事はこちら。

そーせい 予定・予想スケジュール(まとめ 呼吸器、ノル・ロラ、Mシリーズ、A2A)
そーせい 予定・予想スケジュール(草案4 A2A)
A2Aの臨床開始IRを受けて

注意

もしもおかしな点があれば、ご連絡をお願いします。
(たぶん空回りしない投資へ(PC用?)のどこかの記事に
コメントを頂ける方が確実に反応できます。)

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2.開発品のメリット

再度p.38の説明をご参照ください。
前回の続きを。

開発候補品のメリットとして、
以下の4点を挙げていますのでそこをちょっと掘ってみましょう。

2-1.経口投与での⽣物学的利⽤能および薬物動態を改善
2-2.衝動性と注意欠如のADHD動物モデルでの高い有効性
2-3.臨床試験における安全性リスクが少ない
2-4.薬物乱用の懸念がない

2-3.臨床試験における安全性リスクが少ない

こちらに関しては先に書いた毒性リスクの低減が理由でしょう。
低分子量化+極性+キサンチン骨格。

2-4.薬物乱用の懸念がない

こちらに関しては競合薬を確認する必要がありそうです。
ちょっと長くなるので、別枠で調査を載せたいと思います。

3.前臨床の結果(ADHD)

再度p.38の右下の図をご参照ください。
Potent competitive antagonistとなっており、
投薬量とその反応の関係を示した図になっていそうです。

pMやnMは投与量のことです。
横軸は負荷なんでしょうが、ちゃんと調べられませんでした。
縦軸はcAMPの反応で、cAMPについては
p.37にACから矢印が来ている先に書いてあります。

p.37の図をちょっと理解しないと前臨床の意味が不明ですね。
p.37の図の説明をちょっとします。

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p.37の図を読んだ感じですと、
A2AがD2やACに作用をすることでcAMPが増えてしまい、
その結果PKAが反応して、その次へその次へという流れのようです。

なので、A2Aを制御できればcAMPが増えないということになります。
ということはcAMPの動きを確認することで狙いの効果が確認できるわけです。

別にACを確認してもいいんでしょうけど、
それが難しいなどの理由があるのでしょうね。
ちょっとその辺は浅学の私にはわかりません。

話をp.38の図に戻しますと、
controlに比べて、
投与量を増やした場合(+300pM⇒+300nM)に
cAMPの上昇が抑えられていることがわかります。

この上昇が抑制されている
⇒A2Aを制御できている
⇒狙いの効能が得られているという考えかと思います。

もちろん、他に衝動性と注意欠如も良好な傾向を示している結果でもありますが。

前臨床の説明は以上なんですが、
誤解などがあるかもしれませんので
何かしらおかしいと思われる点がございましたら教えてください。

2016年7月15日 記述

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