先の記事の続きです。
前回の記事はこちらです。
引用はこちら
Pre-clinical liver cirrhosis data presented at AASLD 2016(MiNA社HPのClinical Developmentより)
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2.STUDY DESIGHNS(実験方法)
実験方法は2つです。
2-1.1つ目の実験内容
13週間のマウス実験になります。
「Cirrhosis induced by CCl4 dosing for 13 weeks」とありますので、
13週間CCI4(四塩化炭素)を投与します。
「BIW × 2 i.v.」ですので、1週間に2回投与になります。
「at 1mpk 」は多分CCI4の量のことでしょう。
CCI4は有害物質で、神経系や肝臓、腎臓に悪影響を与えます。
四塩化炭素(Wikipedia)
「CCI4 肝臓」で検索すると、急性肝障害等がヒットします。
そして、この肝臓を痛めつけてるマウスに対して、
11週目からMTL-CEBPAや比較物質を投与します。(Rx Wk 11-13)
こちらはやや軽度の試験です。
それぞれN=9⇒9匹のマウスで行っています。
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2-2.2つ目の実験内容
こちらは長くて36週間のマウス実験になります。
「End stage liver failure induced by CCl4 dosing for 36 weeks」
とありますので、36週間ずっとCCI4を投与し続けます。
頻度は同じ週に14回の投与です。(BIW × 14 i.v.)
一回の量は同じ。(at 1mpk )
8週目⇒22週目まではMTL-CEBPA等を投与します。(Rx Wk 8- 22)
なので、こちらは非常にハードな試験というか、
マウスを生かさないような試験です。
(最後の結果を見れば分かりますが。)
CCI4の量は多いですし、期間も長い。
一方で、MTL-CEBPAを投与し続けない、というのもポイントですね。
投与し続けなければいけない持続性のない薬なのか?
ある程度効果が持続するものなのか?
こちらもそれぞれN=9(9匹のマウス)です。
2018年 2月 17日 記述
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