ムスカリン受動体作動薬の作用について復習(M1) その2

前回の続きです
ムスカリン受動体作動薬の作用について復習(M1) その1

ちゃんと調べた人からすると当たり前のことでしょうが、
私はあまり頭がいいわけじゃないので
徐々にしか理解できないのでこういうメモを書いています。

Mシリーズに関してはそーせい 予定・予想スケジュール(草案3 M1・M4関係)
そーせいとムスカリン受動薬(M1&M4、デュアル)
そーせいとムスカリン受動薬(M1&M4、デュアル) 2,016年2月末変更版
そーせいとムスカリン受動薬(M1&M4、デュアル) 2,016年4月導出後版
ムスカリン受動薬(M1&M4、デュアル)シリーズの探索(アルツハイマー)がありますが、
直接的な関係はありません。

<注意>
もしもおかしな点があれば、ご連絡をお願いします。
(たぶん空回りしない投資へ(PC用?)のどこかの記事に
コメントを頂ける方が確実に反応できます。)

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4.既存非選択制M1受容体作動薬のADとSZにおける認知機能促進について

2015年6月に出されたR&D資料(そーせい社HP)のp.27をご参照ください。

キサノメリンについての治験(研究?)が載っています。
前回書きましたが、キサノメリンはM1やM2を作動させる薬で、
選択性が低いことで副作用の問題で治験を失敗しているという過去があります。

ただ、ムスカリンを刺激することで薬効があったことを示すために提示してあります。

4-1.左のグラフについて

先ずは左のグラフから。
横軸は試験期間(0週~28週(半年))、
縦軸はADAS-cog scoreとなっています。

ADAS-cog scoreとは何か?といいますと、
こちらを参照ください。
ADAS-cog(Alzheimer’s Disease Assessment Scale-cognitive subscale) (アリセプト、用語集)

ADAS-cog(Alzheimer’s Disease Assessment Scale-cognitive subscale)

認知機能を評価するための方法であり、単語再生、口頭言語能力、言語の聴覚的理解、自発話における喚語困難、口頭命令に従う、手指及び物品呼称、構成行為、観念運動、見当識、単語再認、テスト教示の再生能力の項目より評価する。得点の範囲は0~70点(正常→重度)である。

つまり、複数の試験を行った上での認知機能の評価テストの結果と思ってよさそうです。
点数が高いほど悪いので、グラフは上に行くほど悪化していると考えられます。

各グラフの線やプロットは
何もしていない(偽薬の)場合(Placebo(プラセボ))、
25mg~75mgをtid(一日に3回)投与し続けた?場合、の結果です。

プラセボと25mg tidはほぼ変わらないですね。
少量だとほぼ効果が見込めないということでしょう。

しかし、50mg tid、75mg tidと容量が増えると確実に効果が見られ、
75mg tidの場合にはほぼ症状の進行を抑えられそうです。

注意点ですが、
点線の後ろ(24週以降)はここで投与をストップしています。

それによって個体差や投与、プラセボ等による症状への影響を
再度確認したわけです。

プラセボでも止めたらかなり悪くなるのがビックリです。
自己暗示が大事なんですね。
精神分野でもあるからですかね?

投薬を止めたら(28週)、
75mg tidでも急激に悪化しています。

これらの結果から、
投薬による改善はみられないですが、
飲み続けていればほぼ止められるということが示されています。

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4-2.右のグラフについて

次に右のグラフについてです。

4つのグラフは、
左上がList Learning test、
右上がStory Recall test、
左下がDelayed Memory test、
右下がDigit Span testです。

例えば右下のDigit Span testはこちらを参照ください。
Digit Span(数唱)の手順と検査方法(リハビリの引き出し)

どれも基本的には記憶力をテストする内容だと思われます。
これに関しては、数字が大きい方が良好という結果です。

青はプラセボの初期の結果、
赤はプラセボの投薬後の結果、
緑はキサノメリン投与前の初期の結果、
紫はキサノメリンの投与後の結果。

結果を眺めてみますと、
全てのテストで紫がほかと比べて高い数字が出ています。

特にStory Recall test(言語記憶)に関しては
p < 0.01という良好な結果です。

一方で、Digit Span test(数唱)に関しては
改善しているものの有意水準はイマイチです。

これらのことから、
キサノメリンは確実に認知機能を改善させているようですが、
認知領域でもより長い記憶領域に効果が見られるのかなと推測してますけどどうですかね?
(数唱は数字を言って、すぐにその数字をそのままか反対で言わせる試験のため。)

2016年 8月 16日 記述

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ムスカリン受動体作動薬の作用について復習(M1) その2」への2件のフィードバック

  1. のし

    こんばんは。
    「2015年6月に出されたR&D資料のp.27をご参照ください。」
    のリンク先が見つからないようです。

    返信
    1. wpmaster 投稿作成者

      のんさんへ

      書き込みありがとうございます。

      ご指摘ありがとうございます。
      遅くなりましたが修正しました。

      返信

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