先日出ましたそーせい社の有価証券報告書の感想をメモ。
前回のメモはこちら。
⇒そーせい社の有報を読んでみて(2016年3月度) その1
⇒そーせい社の有報を読んでみて(2016年3月度) その2
⇒そーせい社の有報を読んでみて(2016年3月度) その3
有報はこちら。
⇒2016年3月期 有価証券報告書(そーせい社)
比較のために去年の分もリンクしときます。
⇒2015年3月期 有価証券報告書(そーせい社)
内容はあまり濃くないと思いますが、ご容赦を。
<注意>
もしもおかしな点があれば、ご連絡をお願いします。
(たぶん空回りしない投資へ(PC用?)のどこかの記事に
コメントを頂ける方が確実に反応できます。)
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6.設備の状況
p.23に設備の状況が載っています。
人員の動きが気になります。
増員
ロンドン事務所 1人⇒2人
JITSUBO社 5人⇒9人
ヘプタレス社 69人⇒75人
減員
アクティバス社 6人⇒4人
気になる点は、アクティバス社の従業員数です。
前臨床から臨床入りを目指しているにも関わらず、
このタイミングで減員というのは非常に苦しいです。
転職サイト等で見るように
かなり職場の雰囲気が悪いんですかね?
事業があまり上手く進んでいないんでしょうか?
現段階での期待度は非常に低いため、
これが致命的な問題になるとは考えていませんが、
年度内に何かしらの報告があるということなので、
それまで気にしながら見守ることにします。
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7.提出会社の状況
<株式の総数>
いやー、増えましたね。
2015年 13,774,000株
2016年 16,865,284株
公募増資とPfizer社への第三者割当と。
合計で3割程度の株数増加、
20%超の希薄化にということですかね。
その代わり株価は前のピーク近辺6000円を基準にしても
現在3倍以上になっていますので、
十分に成功していると判断していいでしょう。
<新株予約権>
2016年3月度で結構多くの予約権が出ましたね。
第29回新株予約権で732、
第30回新株予約権で4,198。
それまではせいぜい400弱だったので、
非常に多く感じてしまいます。
ただし、ヘプタレス社の企業価値や従業員数等を考慮すると、
このぐらいの数になることは当然かと。
人間の数だけでも、
JITSUBO社やアクティバス社を含めても
3倍以上違いますからね。
<所有者別状況>
単元がかなり高くなったので、
売買代金が膨らんでいても個人の数は減っているかと思っていましたが、
13,622人⇒17,729人、
96,648単元⇒109,056単元、
と人数や単元数が減ってはいないようですね。
ただ、1人辺りの保有量が減っている点、
総数が増えた割には単元数が減っている点を考えると、
確実に個人⇒機関への流れは進んでいるようです。
<大株主状況>
噂になっていたセントラル短資や五味さんなどの名前がありますね。
田村社長もちょっと増えている様子。
ストックオプションの行使などかな?
先日現れたモルガンについて書いてあるんですよね、実は。
これはちゃんと読んでいた人には今更という感じですけど、
有報ってそんなにみんな読みませんからね(笑)
しかし、有報はなかなか読み応えがありますね。
2016年 7月 8日 記述
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