肝臓について(6-2.肝機能を調べる血液検査2)

肝臓についての調査の続きです。

今回は肝機能を調べる際の血液検査を中心に。
その2になります。

その1では肝臓障害によるものでしたが、
今回では肝機能を中心に。

参考・引用先は主にこちらです。

肝硬変の栄養療法の考えかた(大塚製薬HP)

肝臓(中外製薬)

かんたん! 肝臓のしくみ(肝機能ナビ)

肝臓とは(よくわかる肝臓の病気 疾肝啓発)

肝臓(Wikipedia)

肝臓のしくみとはたらき(コトバンク)

Q. 肝機能検査値の異常とは、具体的に何を指しますか?(C型肝炎)

その他資料(図解でわかる肝臓病等)をみながら説明します。

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6.肝機能を調べる血液検査

色々と数値指標はあるわけですが、
今回挙げるのは12種類の特数値ですが、
肝機能に直接的に影響する6種類について書きます。

6-7.総タンパク
6-8.アルブミン
6-9.血小板
6-10.コリンエステラーゼ(ChE)
6-11.プロトロンビン時間
6-12.γ-グロブリン

6-7.総タンパク

基準値:6.6 g/dL

総たんぱくとは、血液中に含まれているたんぱくの総称です。

食事から摂取したタンパク質は
体内でアミノ酸に分解されて肝臓で各種のタンパク質に合成、
血液中に放出、全身で利用されます。

この数字が低下することは、
肝機能の低下でタンパク質の合成が十分に行われていない
という指標になります。

6-8.アルブミン

基準値:3.8~5.3 g/dL

肝臓で作られる血清タンパク質の1種で、
総たんぱくの50%以上を占めます。

アルブミンは水分調整をする働きも持っていて、
肝臓機能低下で不足すると
水分が血管の外に出してしまい、
足のむくみや腹水等が発生する原因になります。

慢性肝炎、初期の肝硬変ではあまり変動しませんが、
肝硬変が進むと減少し、
アルブミンも3.5 g/dL⇒3.0 g/dL、さらには2.0 g/dL台になります。

6-9.血小板

基準値:14万~34万/μL

骨髄で作られて、脾臓で壊されます。
体内では出血を止める働きを担います。

肝硬変になると脾臓への血圧が異常に上がってしまい、
その結果血液の血球が破壊されてしまいます。

それで血小板が減少するわけです。
血流が悪化することも血小板の減少を。

骨髄の指標(血液疾患)に感じるかもしれませんが、
実は最も強力な肝の線維化の指標です。

肝生検検査は容易にできないため
肝線維化の進展を血小板を用いて予測することが可能です。
(よくわかる!肝機能ナビより)

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6-10.コリンエステラーゼ(ChE)

基準値:男性:234~493 IU/L 女性:200~452 IU/L

肝細胞でのみつくられる酵素で、血液中へ放出されて身体中に存在しています。
肝硬変等で肝機能が低下すると減少します。

脂肪肝の場合は逆に増加することがわかっています。
栄養過多で増えちゃうわけです。

男女で違うのは肝機能が性別で違うからかもしれませんが、
その点はよくわかりません。

6-11.プロトロンビン時間

基準値:10~12秒

肝臓で作られる血液凝固因子で、
血液が固まるまでの時間を示します。

急性肝炎、肝硬変、劇症肝炎などで肝機能が低下すると、
肝臓のプロトロンビンを合成する能力が下がって
プロトロンビン時間は長くなります。

6-12.γ-グロブリン

基準値:10.8~24.2%

アルブミンと同じ血清タンパクのひとつで、
免疫作用に重要な役割を果たす物質です。

肝機能が低下するとアルブミンが減少しますが、
一方でγ-グロブリンの量が増加します。

その結果、アルブミン(A)とγ-グロブリン(G)を比較する
A/G比という検査も有用です。

この結果、肝機能の低下と相関してA/Gは低下します。

2018年 4月 10日 記述

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投稿者: wpmaster

私はメーカー技術員として働いている30代のおっさんリーマンです。 やる気がないわけではないですが、サラリーマン生活に一生を捧げるほど燃えてはおらず、奥さんと子供のためにも最低限の稼ぎをと思って過ごしております。 投資歴は10年以上になりますが、資産は大したことありません。 のんびりと、しかし確実に資産を増やせるように投資能力を研鑚できればと思います。

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