肝臓についての調査の続きです。
今回は肝がんを中心に。
肝硬変から肝がんへ。
いよいよ苦しい状態です。
こうなると初期でもかなり5年生存率が低めです。
参考・引用先は主にこちらです。
その他資料(図解でわかる肝臓病等)をみながら説明します。
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5.肝臓の病気(肝がん)
大きく分けると「転移性肝がん」と「原発性肝がん」になります。
両者は全く発生理由が違いますので区別することは大事です。
がんと一概に言っても様々なものがあります。
MiNA社が狙っているのは後者です。
悪い肝臓をsaRNAで活性化させる事で再度活動させる狙いですので。
5-1.転移性肝がん
他臓器から転移してきたがんです。
原発性とは違いますので治療法も異なります。
発生した場所の特徴などが影響しますので、
こちらは切り取る以上の話は発生場所しだいになります。
5-2.原発性肝がん
肝硬変から肝がんへ。
これも大きく3つに分けられ、
「原発性肝細胞がん」と「肝内胆管がん」、
「その他のがん」があります。
「原発性肝細胞がん」が90%で、
「肝内胆管がん」が5%になるわけです。
大きさの比率もあってでしょうね。
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5-2-1.原発性肝細胞がん
原因の多くはウイルス性の肝炎からです。
原発性肝細胞がんの9割はウイルス性の肝炎からと言われます。
B型肝炎ウイルスを持つ人は持たない人よりも200倍、
C型肝炎ウイルスを持つ人では800倍なりやすい。
ただし、現在ではC型肝炎はほぼ確実に治せます。
めちゃくちゃ高価で有名になったハーボニー等のいい薬がありますから。
高いですけど、日本だと保険を払っていればなんとかなります。
ちゃんと肝炎時点で気づければ、ですが。
B型肝炎ウイルスもC型肝炎ウイルスほどいい薬はないですが、
ある程度奏功率がある薬もあります。
また、相対的に少ないとは言え、
NASHやアルコール性肝障害も当然肝がんにまで進みます。
5-2-2.肝内胆管がん
胆のうと肝臓をつなぐ胆管の上皮にできるがんです。
5-2-3.その他のがん
肝細胞と肝内胆管の両方に発生するがん。
5-3.肝がんの生存率
肝がんの生存率は低いです。
肝臓がんの特徴や症状について(株式会社GMSがんメディカルサービス)
5年生存率は情報場所によりますが、
フェーズ1で60%~80%、
フェーズ2で40%~70%、
フェーズ3で15%~45%、
フェーズ1で4%~45%
かなり幅が広いですね。
それでもそれほど確実に治るようなものではなく、
怖いものだなと感じます。
いい薬が出てくれば、と思います。
5-4.肝がんの特徴
再発率が高い。
他の臓器への転移する確率は低い。
稀に骨や肺、脳へ転移する。
2018年 4月 8日 記述
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