皆さん、『そーせい』という企業をご存じでしょうか?
投資をやっている人でもなければ、ほぼ必ず知らないと思います。
では、
ものすごく長いので、数日に分けて読んでください(笑)
この記事では、そーせいを知るうえで重要なCOPDという病気について説明します。
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1.COPDという病気とは?
先ずはCOPDの説明からします。
一般の人には聞きなれない病気ですよね。
数年前に啓蒙CMとかやっていましたが覚えていますか?
この病気の知名度は低いものの、
その対象患者は非常に多く、
さらに2020年には世界の死因の第3位に入るだろうと予想されています。
COPDは発症率が低いわけでなく、認知不足なだけです。
もっと具体的にどういう病気かを説明しますと、
呼吸器系の病気でして、一見すると喘息と同じように
咳き込んで苦しそうな状態が続く病気です。
COPDとは慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)という意味であり、
簡単に言うとずっと肺がある程度閉じた状態になっているという理解で大丈夫です。
もう少し喘息とCOPDとの違いを詳しく説明すると、以下のようなガイドラインがあります。
(以下は引用)
Q:喘息と肺気腫(COPD)の違いを教えてください。
A:喘息の特徴は、「発作が起こらなければ肺の機能は正常だが、発作を起こすと肺の機能が低下して、息が苦しくなってしまう」という点です。また、発作は安静にしていても起こりえます。発作を起こさなければ、機能的に健康な肺です。 発作による肺の機能の低下を予防することが喘息治療の基本です。他方、慢性肺気腫(COPD)の特徴は「じっとしていれば苦しくないのに、ある程度、体を動かすと息切れが出てくる」という点です。肺気腫(COPD) は、大半の場合は喫煙によって肺が破壊され、肺の老化が急速に進んだ状態です。肺の慢性的な機能低下が原因です。
既に老化した肺を若返らせることは、今の医療では不可能です。しかし、肺の老化の進行を予防して、残された肺の機能を有効に活用し、息苦しさによる日々の生活の苦痛を軽減することはできます。これが肺気腫(COPD)治療の基本です。
以上のような違いがあり、
基本的にはCOPDは肺機能が老化によるものですので、
喘息とは違って現代医療では治癒できません。
つまり、COPDという病気は呼吸が悪化するのをじっと耐えながら、
死ぬまで付き合うという本当に絶望的な病気です。
小児ぜんそくを経験した私からすると、
絶対にかかりたくない病気の一つです。
ずっと溺れたような苦しさ。
呼吸困難て味わった人じゃないと辛さや苦しさを上手く理解できないですよね。
それを言ったらどんな病気も苦しいでしょうけど、
とにかく病気でも無視して生活できるような代物ではありません。
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2.肺の老化へ影響するのは実年齢だけじゃない
老化といいましたが、単純に年を取るだけが要因ではありません。
喫煙や大気汚染などが絡むと発症率は大幅に上がります。
別名でタバコ病とも呼ばれており、
生活習慣や環境要因も非常に影響が大きいです。
インドや中国などの新興国では、
TVなどで報道されているように喫煙率も大気汚染も酷いため、
今後は先進国を大幅に超えるような患者数になると予想されます。
新興国は人口自体も多いですし。
そういう点では、2020年に世界3位の死因が予想されることも頷けます。
数年後には我々一般人もほとんどの人間が知るような病気になることでしょう。
「ゴホゴホ」と慢性的に咳き込む人間が周囲にいたら、
COPDかもしれないと注意&受診をさせてください。
比較的高齢で喫煙者なら尚更です。
早期に気づけば、症状の悪化を抑えられますので。
2015年10月4日 記載
2015年10月5日 分割&修正
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