現在公開しているヘプタレス社のCorporate Overviewについて
2016年~2019年までの予定として書かれていたのでメモを。
関連するメモはこちらに。
ヘプタレス社のCorporate Overview – 2016_6月(パイプライン進捗状況について)、
ヘプタレス社のCorporate Overview – 2016_6月(PL市場規模(新規公開について その1)、
ヘプタレス社のCorporate Overview – 2016_6月(PL市場規模(新規公開について その2)、
ヘプタレス社のCorporate Overview – 2016_6月(PL市場規模(新規公開について その3)、
ヘプタレス社のCorporate Overview – 2016_6月(PL市場規模(新規公開について その4)
今回のヘプタレス社の資料はこちらに。
Corporate Overview 2016 (7月)
そーせい社の2015年に行ったR&D資料はこちら。
R&D Day 資料(そーせいHP)
誤訳・誤解がたくさんあると思いますが、
そのあたりは責任を持ちませんのでご承知を。
主にp.24を見てください。
<注意>
もしもおかしな点があれば、ご連絡をお願いします。
(たぶん空回りしない投資へ(PC用?)のどこかの記事に
コメントを頂ける方が確実に反応できます。)
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1.M1作動薬
現在2つのパイプライン(HTL9936とHTL18318)で進んでいますが、
ほぼどちらも横並びの進捗として書かれています。
(p.10参照)
こうなると、第二相開始はHTL18318の結果を待っちゃうの?等の妄想をしちゃいます。
そんなことは書いてありませんので、戯言です。
ただ、両者を並行で進めている理由も明確には聞いていないので
これらがどういう扱いなのかはずっと気になっています。
「HTL18318がバックアップじゃない」ということだけは噂で聞きましたが。
予定で言いますと、
第二相のemergingの結果は出る予定っぽいです。
emergingの意味が適切にはかりかねますが、
第二相のa(前期)とb(後期)のうちのaのことかと思っています。
また、疾患対象はAZ(アルツハイマー)のみです。
Sz(統合失調症)はどうするのか?という点は触れられていませんが、
AZが落ち着いてから進めるつもりなのかと予想しています。
元々は並列で開発する予定でしたし、
わざわざADの承認を待つまで治験を開始しないということはないでしょう。
2015年のR&D資料を掘ってみても
現在の状況が特段遅くなっているようには見えないんですよね。
そうなると、
年内に第二相a(ADで安全性、忍容性、薬物動態、Szで認知機能の改善)が開始され、
来年度ぐらいには第二相bが開始されて
その結果は2018年には出てくる。。。という流れだったんですが。
思っているよりはおしていると考えたほうがいいかもしれません。
そうなると、私は2020年に販売開始と考えていましたが、
このスケジュールを見るとちょっと楽観的すぎる気がしました。
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2.M4作動薬
p.10で現在は前臨床中とのこと。
去年のR&D資料では2017年に臨床入り予定だったんですが、
現在の状況を考えると別に遅れているという感じではなさそうです。
2017年と言っても年度内に臨床入りするかはまだわからないですね。
順調なら可能性は低くなさそうですが。
それが多少ずれていたとしても
2019年までには第二相がスタートはしそうです。
これで開発マイルストンがガッポリ。
にやり。
3.M1/M4作動薬
p.10で現在の状況は候補薬を選定中の様子。
んー、これがちょっとどういうことなんだろう?と考えています。
M1とM4のミックスならHTL9936とHTL18318とM4(前臨床中)の組み合わせですし、
R&D Dayのときには2016年か2017年に臨床入り予定だったことを考えると、
もう候補薬の選定は終わっていて前臨床をスタートさせていてもおかしくないかと。
まあ、3薬のミックスを考えたりしていた場合には
それらの比率などの検討課題が増えちゃうので
前臨床スタートが遅れてしまったりも理解できます。
ただ、これが今のヘプタレス社が持っている
一番爆発力が強い開発薬ですし進捗は極力遅れて欲しくないですね。
これが狙った効能を発揮したとき、
兆円企業の先の目標にシフトするわけですから。
んー、2019年でまだ第二相に行かないとなると
2025年までに上市は難しいのかなー。
2016年 7月 31日 記述
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