肝臓について(3-3.肝炎(アルコール性、NASH))

肝臓についての調査の続きです。

今回はアルコール性肝炎、脂肪肝、NASHを中心に。

お酒飲みは休肝日を作りましょうと言われるように
肝臓に大きな負担をかけます。

脂肪肝も問題でそこからNASHになったり。

参考・引用先は主にこちらです。

肝硬変の栄養療法の考えかた(大塚製薬HP)

肝臓(中外製薬)

かんたん! 肝臓のしくみ(肝機能ナビ)

肝臓とは(よくわかる肝臓の病気 疾肝啓発)

肝臓(Wikipedia)

肝臓のしくみとはたらき(コトバンク)

その他資料(図解でわかる肝臓病等)をみながら説明します。

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3.肝臓の病気(肝炎)

先に書いたので今回は割愛します。

3-2.肝炎について(原因による分類)

原因についてはウイルス性等の大きく6つ。

1.ウイルス性肝炎
2.アルコール性肝障害
3.非アルコール性脂肪肝障害(NASH)
4.薬物性肝障害
5.自己免疫性肝障害(AIH)
6.原発性肝汁性胆管炎(PBC)

今回はアルコール性や脂肪肝等を中心に。

3-2-2.アルコール性肝障害

飲酒が原因で発症する肝炎です。

毎日3合以上の日本酒を10年で
ほとんどの人がアルコール性肝炎になるそうです。

飲酒による肝臓への影響を簡単に。

飲酒
⇒吸収されたアルコールが腸で吸収
⇒門脈
⇒肝臓
⇒3種の経路(アルコール脱水酵素、ミクロソームエタノール酸化系、カタラーゼ系)
⇒アセトアルデヒド(毒性が高い)に分解
⇒アセトアルデヒド脱水酵素で酢酸に分解
⇒二酸化炭素と水になり体外へ

この流れで少量ならいいのですが、
過度の場合にはこの分解を急いでやるために
他の代謝が後回しになってしまいます。

その結果、肝臓の大事な機能の一つの「脂肪の代謝」が
不十分になるわけです。

それが中性脂肪を肝臓に蓄積することにつながり、
脂肪肝になっていくわけですね。

この脂肪が肝臓の線維化(肝硬変へ)につながり、
アルコール性肝硬変になるわけですね。

このメカニズム以外にも
細胞や遺伝子を傷つける活性酸素が増え、
発がん性を促進するという話もあります。

アルコールを常用している人ではそうでない人よりも
2年後に肝硬変になる確率が
5倍以上になるという話もあるそうです。

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3-2-3.非アルコール性脂肪肝障害(NASH)

アルコール性の脂肪肝障害は多いのですが、
それ以外にも脂肪肝が発生することがあります。

そういった脂肪肝生涯の中で
肥満や生活習慣病によって起こる脂肪肝を総称して
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼びます。

その中でも肝炎や肝細胞障害、線維化を伴うものを
被アルコール性脂肪肝炎(NASH)といいます。

脂肪肝自体は日本の人口の30%。
そのうち10%がNASHである可能性が高いと言われます。

NASHは10年後に15%前後が肝硬変に、
その後に肝癌になります。

放置すると危険です。

これを予防するためには
脂肪肝をスクリーニングする必要が有り、
メタボ健診などがあります。

他にもCT検査での内臓脂肪の確認、
LDLコレステロールの値等をみることも重要です。

 

このNASHはMiNA社のMTL-CEBPAの治験計画の範囲でありますので、
気になりますね。

疾患といっても脂肪肝が原因で、
それを治療するということになると
薬でどうにかなるものなか?という感じになりますが。。。

どうなんでしょうね。

2018年 4月 5日 記述

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投稿者: wpmaster

私はメーカー技術員として働いている30代のおっさんリーマンです。 やる気がないわけではないですが、サラリーマン生活に一生を捧げるほど燃えてはおらず、奥さんと子供のためにも最低限の稼ぎをと思って過ごしております。 投資歴は10年以上になりますが、資産は大したことありません。 のんびりと、しかし確実に資産を増やせるように投資能力を研鑚できればと思います。

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