肝臓についての調査の続きです。
今回は肝臓病の肝炎についての分類として、
期間や状態によって分けられているので
それをざっくりと書いています。
C型肝炎や肝臓がん等は原因であり、
その前にくる分類にあたります。
参考・引用先は主にこちらです。
その他資料をみながら説明します。
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3.肝臓の病気(肝炎)
大きな流れは基本的に3段階になって深刻化していきます。
急性肝炎⇒慢性肝炎⇒肝硬変⇒肝臓がんです。
これらの肝炎の原因は
ウイルス性やアルコール、薬剤性などがあるのですが、
流れとしては概ね同じです。
それではそれぞれのステージの説明をしていきます。
3-1.肝炎について(期間や状態による分類)
肝炎の分類は期間や程度によるもの、
原因によるもので違います。
先ずは期間や程度による分類を。
これは大まかに3つに分類できます。
3-1-1.急性肝炎
短期的に発生する肝臓の炎症のことです。
原因は関係なく、
主に発生から6ヶ月未満を目処にした
期間でくくられたものです。
肝炎自体は実はちょこちょこ発生するもので、
それらの多くは自然に治ってしまいます。
発熱や食欲不振、だるさ、発疹等を発症して
風邪などと誤解して気づいたら治っていたというのも少なくないそうです。
黄疸が出るとかんり危険性が高いので病院へ。
成人の黄疸(MSDマニュアル家庭版)
初期症状で判断がしにくいですが、
多くの場合にはこの時点でしっかりとした治療を行えば
完治できる可能性が高いそうです。
3-1-2.劇症肝炎(急性肝不全)
1%と非常に確率が低いですが、
急性肝炎の容態が急変して劇症肝炎に変容するそうです。
肝臓障害だけでなく、
それに伴って肺などの他臓器も障害を起こしやすくなり、
全身的なケアが必要になる状態になるそうです。
3-1-3.慢性肝炎
急性肝炎が治りきらずに炎症が長期化してしまったものです。
目安は6ヶ月。
多くはC型肝炎(70-80%)、B型肝炎(15-20%)で、
その他は5%前後らしいです。(よくわかる疾肝啓発より)
原因によって治療方法は異なります。
この状態が危険というよりは、
ここから肝硬変⇒肝臓がんへの移行が危険であるため、
ここで治療を開始するかが大事になります。
2018年 4月 3日 記述
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