肝臓についての調査の続きです。
今回は主な働きについてです。
先の記事に書いたようにアンモニアの尿素への分解といった
解毒作用は知っていましたが、
それ以外にもある様子。
参考・引用先はこちらです。
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2.肝臓の働き
その特徴は主に3つ+1つあります。
2-1.胆汁(たんじゅう)の生成・分泌
胆汁は肝臓から常に分泌されている物質です。
主に脂肪の乳化とタンパク質を分解しやすくするはたらきがあります。
(消化液的な働き)
ひ臓から黄色のビリルビンという黄色い色素が肝細胞へ渡り、
幹細胞がそれを水に溶けやすい黄緑色の胆汁に変化させ、
胆管を通って胆のうに一時貯蔵されます。
一時貯蔵で濃縮されて、
十二指腸で濃縮された胆汁が使われるわけです。
ちなみに十二指腸では胆汁だけでなく、
膵液も分泌されます。
2-2.栄養の分解と蓄積、吸収(代謝)
栄養素は腸で吸収されるのですが、
その栄養素はそのまま血液で全身に回って
利用されるわけではありません。
まだその分解は不十分であり、
各場所で吸収されやすいような形に更に変化させ、
また一時的に蓄えておく能力があるそうです。
そのまま使われたらしょっちゅう
ご飯を食べ続けないといけなくなりますから
そのためのバッファになっているのかな?と思います。
・ぶどう糖をグリコーゲンに変えて貯えておき、必要な時にエネルギーとして使うために体内へ送り出します。
・骨髄(こつずい)で必要な赤血球をつくるための葉酸(ようさん)や、ビタミンB12を貯えておき、必要な時に送り出します。
・アミノ酸から、血液に必要なアルブミン〈たんぱく素〉とフィブリノゲン〈線維素(せんいそ)〉を作り、血液の中に送り出します。肝臓(かんぞう)のはたらき(中外製薬)
こういうのもあって大きいのですかね。
また、一度配った後に老廃物などが静脈を通って肝臓に還ってきます。
それを肝臓は一部を吸収して再利用したりするそうです。
(大塚製薬HPより)
栄養の分解や貯蔵、再利用等を通して管理してくれているわけですね。
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2-3.解毒
アンモニア⇒尿素への分解等の
毒になるものを無毒化する作用です。
アンモニア以外にも
アルコールやニコチン、乳酸等があるようで、
それらを解毒して外に出すアシストをしてくれます。
本当に外に出るのは尿や便、汗などですので、
そこに繋がるように、というわけです。
ちなみにアンモニアは非常に強力な毒であり、
これが血中に残ったままですと
脳が障害されてしまう恐れがあるそうです。
肝臓が悪くなると、
脳にも障害が発生するというのは
すぐには思いつかないですが、
それだけ広範囲に影響力があるわけです。
2-4.免疫細胞(めんえきさいぼう)の活躍
中外製薬HPに書いてあったので追加です。
他のリンク先にはそこまで注目されていなかったですが。
中外製薬HPによると、
不要になった細胞等を処理することや、
免疫系の指揮系統を担っているものがあったり。
これらに関しては比較的最近にわかってきた話だから
一部のHPにしか書いていないのかな?と思っています。
免疫系の研究は近年すごい勢いで発達していますからね。
ざっと働きを追いかけるだけでも
かなり複雑な構造になっているようですね。。。
この先の勉強が不安だ。
2018年 4月 2日 記述
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