JITSUBO社の今後について その3

先に書いた続きを。前回は下に。

JITSUBO社の今後について その1
JITSUBO社の今後について その2

上記の内容を踏まえた上で話を続けます。

注意

もしもおかしな点があれば、ご連絡をお願いします。
(たぶん空回りしない投資へ(PC用?)のどこかの記事に
コメントを頂ける方が確実に反応できます。)

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5.ヘプタレス社との協業(重篤な消化管障害)

ようやく先日のIRへ。
先ずはヘプタレス社との協業。

GPCRをターゲットとしたペプチド薬の開発を進めるとのこと。
同じグループ内ですけど、別会社なので
当然マイルの支払いは発生します。

しかし、そのマイルは非公開。
公開するかしないかは両社の自由であること、
公開したところで両者にメリットらしいメリットがないこと、
当然の判断かと思います。

さて、それでこの契約が上場へ向けた化粧等の見解があるかと思います。
そういった意味合いが全く無いとも思えませんが、
それは本筋じゃないでしょう。オマケ。

何故なら、そんな馬鹿な判断をするほど
そーせい社やヘプタレス社の経営陣は甘くないからです。

ちょっとした上場益を得るために
大事な大事なGPCRの種を捨てるのでしょうか?

あのファイザー社との複数契約を安すぎると言った人達が。

今回の契約も両者にとって十分にいいと判断したはずです。

本GPCRに対しては
JITSUBO社というか、ペプチド薬が最適な方法だと
判断したことでしょう。

それは都合のいい解釈?
そうかもしれませんね。

でも、これまでの足跡を考えると、それほど間違っていないはず。

あと、「思ったより早いな」とつぶやいたのは、
JITSUBO社とヘプタレス社とのコミュニケーションが
もうちょっと遠いかと思っていたためです。

ヘプタレス社の上の人たちも
JITSUBO社の技術力を評価しているのかなと妄想しちゃいますね。

ターゲットの重篤な消化管障害については
調査が不足していますので別の機会に。
すぐには書けなさそうですね。

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6.第三者割当について

やっと今回のメインに。

JITSUBO 株式会社の株式取得および第三者割当増資引受 による連結子会社化に関するお知らせ (そーせい社)

内容としては、総額25億円をJITSUBO社が増資。
そのうちの10億円をそーせい社が出資。

その結果、53.8%⇒43.4%に保有比率に減少します。
連結子会社から持分適用会社へ。

上記の内容から推測しますと、
大体28%強の発行株数分の増資の計算になりそうです。

また、ここから逆算されるJITSUBO社の評価額(仮)は
110億円強になりそうですね。
そうなると、そーせい社の持分は110億円 * 0.434 ≒ 47億円

2年前に入れたお金が4億円で53.8%。
会社の評価額(仮)は8億円にもならなかったわけですから、
2年で5倍以上になっていますね。

これまでの開発費は
12百万円(15年度)+183百万円(16年度)+182百万円(17年度上期)
= 377百万円(過去の決算資料を参照)

上記を考慮してもJITSUBO社への出資は
今のところは非常に順調だと考えられますね。
実質的に2年弱で30億円以上の含み益。

そーせい社というか経営陣の嗅覚は本当に凄いですね。
まあ、こくまでも出口にたどり着くまでは皮算用ですが。

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出資するそーせい社以外の企業群

おまけで出資企業群についてもメモしておきます。

1.新生企業投資株式会社
⇒ 新生銀行の子会社

2.響きライフサイエンス 1 号投資事業有限責任組合
⇒ ベンチャーキャピタル。

3.UMI1 号投資事業有限責任組合
⇒ 産業革新機構が50%、東証一部上場の素材化学企業(1 社約 5%、計 9 社)

4.WiL Fund I, L.P.
⇒ 産業革新機構 (28%)、 ANA (11%) 他、 東証上場企業

5.SMBC ベンチャーキャピタル 2 号投資事業有限責任組合
⇒ 非公示

6.MSIVC グローバルアカデミックシーズ投資事業有限責任組合
⇒ 三井住友海上火災保険株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社

どれもそうそうたるメンバーですね。
これらからお金を引っ張ることはJITSUBO社単独では
難しかったんじゃないのかな?と勝手に妄想してます。

そーせい社のネットワークなども使ってこそじゃないかと。

また、これだけのメンバーを納得させているということは、
それなりに堅実な予測に伴う青写真ができているんでしょうねー。

本当に着々。

2016年11月16日 記述

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投稿者: wpmaster

私はメーカー技術員として働いている30代のおっさんリーマンです。 やる気がないわけではないですが、サラリーマン生活に一生を捧げるほど燃えてはおらず、奥さんと子供のためにも最低限の稼ぎをと思って過ごしております。 投資歴は10年以上になりますが、資産は大したことありません。 のんびりと、しかし確実に資産を増やせるように投資能力を研鑚できればと思います。

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